一方、大津の山城監督は「今年は学校創立100周年ということもあって、OBの皆さんや地域の方からも期待の声が大きく、応えなくてはという気持ちが強かったので、まずはホッとしている」と安堵の表情。チャンスを多く作った中で決めきれない場面もあったが、逆に2点目、3点目のような「相手のミスや、こぼれたところをしっかり捕まえられるようになってきた」ことを評価。準々決勝と準決勝では前後がやや間延びしたことが課題だったというが、このゲームではボランチの坂本龍之介らがセカンドをよく拾ったことにも触れ、納得のいくゲームができた様子。

 19回目となる全国選手権で目指すのはもちろん、前回大会で最後の敗者となった悔しさを晴らし、国立に忘れてきた結果を持ち帰ることだ。

(文・写真=井芹貴志)

▽第101回全国高校サッカー選手権熊本予選
第101回全国高校サッカー選手権熊本予選