立ち上がりから細田学園がいくらか優勢に立って敵陣を襲った。エースFW滝澤夏惟(3年)をターゲットにし、小川愛斗と田端優作(ともに3年)の両サイドMFが外からスピード豊かに攻め込んだ。

 先制したのは昨年と同じく、目下S1リーグ(埼玉県1部)8位の細田学園で、前半7分に田端の横パスを今大会初出場のMF加藤大翔(3年)が蹴り込んで絶好の時間帯に先手を取った。その後も18分と20分に滝澤がいずれも惜しいシュートを放ったが、追加点は奪えなかった。

 前半のシュート数では浦和西が上回り、21分にFW染谷颯人(3年)の一撃が左に外れ、34分の右サイドMF溝口嵩人(3年)のミドルシュートもわずかにバーの上を越え、ゴールを割れなかった。

【次のページ】 決勝トーナメント3回戦 細田学園 vs 浦和西(3)

▽第101回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第101回全国高校サッカー選手権埼玉予選