船橋法典のFW小林天祐もスピード豊かな突破を見せた(写真=多田哲平)

 後半に入って船橋法典に攻め込まれる時間が増えたが、コーチングが光ったGK1和田悠汰(3年)、対人戦で強さを発揮したDF5茂木郁也(3年)を軸とした守備陣が固いブロックを築き、はね返す。

 そして59分にはゴール前の混戦から4点目をゲット。そのまま勝ち切り見事に決勝トーナメントへの切符を手にした。

 際立っていたのは全員の走力だ。各ポジションで相手よりも、一歩早く、一歩前に出た結果が4点差というスコアを生んだ。

 全国有数の進学校として知られる渋谷幕張は夏休みの期間に勉学に励みつつも、相当走り込んだという。宗像マルコス望監督は「うちは人工芝なので土のグラウンドには慣れていないけど、走れたらなんとかなると思っていました。選手たちはやりづらかったはずですが、全員がよく走ってくれた」と選手たちを称えた。

 もっとも船橋法典が後半に見せた反撃も見応えがあった。FW10佐々木柑輝(3年)は前線のターゲット役をこなしつつ、中盤に下りて捌き役としても機能。キャプテンのFW9小林天祐(3年)はスピード豊かなドリブルで右サイドを突破し、惜しいシュートを度々放った。またGK1坂本一恩(3年)も50分に相手のヘディングシュートを止めて見せ場を作った。

(文・写真=多田哲平)

▽第101回全国高校サッカー選手権千葉予選
第101回全国高校サッカー選手権千葉予選