後半に入っても都立片倉は主導権を手放さない。4分、左サイドからFW石坂が攻め上がると、中にクロスを放る。このボールにMF7福住颯哉(2年)が合わせて3点目を奪う。

東工大附 vs 都立片倉

 その後も全員が声を出し、気迫を見せる都立片倉。セカンドボールの回収や球際で上回り、東工大附に決定的なチャンスを作らせない。すると後半16分、都立片倉はリスタートを起点にDF亀井がゴールを決め、点差を4点に広げる。

 東工大附はMF足立を中心にゴールを狙うものの、DF3草野斉明(3年)らを中心とした都立片倉の堅守をなかなか崩すことができない。

 試合終了間際にも東工大附は途中出場のMF13松江賢介(2年)がゴール前でシュートを放つなど、最後まで諦めない姿勢を見せるものの得点を奪うことができず、間もなく試合終了。都立片倉が東工大附を4-0で下し、10年ぶりの都大会出場を完封勝利で飾った。

(文・写真=風間久志)

▽第101回全国高校サッカー選手権東京予選
第101回全国高校サッカー選手権東京予選