國學院久我山のMF高橋作和は値千金の勝ち越しゴール(写真=矢島公彦)

 それでも1-1で迎えた後半に再び主導権を握る。山脇のキックから3トップが果敢に抜け出し、MF8高橋作和(3年)は2列目から機を見て飛び出し追加点を狙う。

 実践学園の力強いプレスを巧みに掻い潜るそのテンポの良いパスワークは見事で、また鋭いカウンターをはね返したDF4鷹取駿也(3年)を中心とした守備の粘り強さも見応えがあった。

 そして完全に流れを引き寄せると、63分に追加点を奪取。MF13保土原海翔(2年)とのコンビネーションでペナルティエリアに進入した高橋がゴール左を撃ち抜いた。

 その後もスムーズなパス回しで試合を巧みに進めた国学院久我山は、さらに終了間際の80+1分にカウンターからこぼれ球を押し込んだ塩貝のゴールで3点目を追加。見事3-1で勝ち切り、全国切符を手にした。

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▽第101回全国高校サッカー選手権東京予選
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