成立学園のFW柏田凌佑は開始わずか1分26秒で先制点を決めた(写真=矢島公彦)

 しかし後半開始早々の43分、息を吹き返した国士舘に同点ゴールを決められる。DF5山本辰樹(3年)のロングスローから手塚にバックヘッドでゴールネットを揺らされた。

 ここから国士舘のパワフルな攻撃にさらされ、後手に回る時間が増えたが、それでも成立学園は粘り強くこの苦しい時間を凌ぐと、徐々に攻撃を活性化。MF19角田哲哉(3年)とMF20菅野芳帆(3年)を投入しながらパスワークの質を維持しながら追加点の機会を探っていった。

 すると60分、待望の勝ち越しゴールが生まれる。八木、陣田とつなげたボールから菅野が前方にフリックすると、ペナルティエリアに抜け出した横地がGKとの1対1を制してゴール右を撃ち抜いた。

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