新生国見、PK戦までもつれ込んだ接戦の末に勝利
見事に初戦を突破した国見イレブン(写真=藤原裕久)
高校サッカー界伝説の名将、故・小嶺忠敏監督に率いられ幾多の全国制覇を成してから幾年月、木藤健太監督の下で新生国見として12年ぶりに選手権に帰ってきた長崎県代表の国見。伝統の堅守とボールを奪って前に向かうサッカーで2年連続13度目の選手権に挑む北海道代表の北海。12月29日、神奈川県のニッパツ三ツ沢球技場で行われた第101回全国高校サッカー選手権大会1回戦の第2試合で両校が激突し、PK戦までもつれ込んだ接戦の末に国見が2回戦進出を決めた。
試合は互いに固さの見える静かな展開でスタート。北海がGK小野寺信からのキックで縦を狙えば、国見は北村一真を起点にサイドへボールを展開。しかし、互いにミスが目立ちシュートまで持っていけない展開が続く。国見が中村敦貴と和田夢叶のコンビネーション、北海が野村光希のスピードでそれぞれゴールに迫るシーンはあるものの、互いに決定的なシーンを作るには至らないまま。このまま前半はこう着戦で終わるかと思われた37分、国見は、幸偉風のボールに合わせた利根悠理のゴールで先制に成功。1-0として前半を折り返すことに成功する。
▽第101回全国高校サッカー選手権
第101回全国高校サッカー選手権