守備陣も奮闘し、最少失点に抑えて逃げ切った(写真=松尾祐希)

 一方の守備陣は粘り強く対応して横浜FCの攻撃をはね返していく。攻め込まれる場面もあったが、GK瀧優斗(3年)、CB上山泰智(3年)を中心に要所を押さえ、相手に得点を許さなかった。

 1-0で折り返した後半もC大阪は攻撃の手を緩めない。平山らがボールを運び、積極的にゴールを狙っていく。だが、後半15分あたりから運動量が落ち、中盤でボールを失う場面が増加。横浜FCも攻撃的な選手を投入しており、守備に回る時間が増えた。

 だが、そうした嫌な雰囲気を10番の伏見が変える。22分に右サイドから増田がアーリークロスを入れると、ボールは逆サイドへ。これを見逃さなかった伏見が冷静に決め、欲しかった2点目をもぎ取った。息を吹き返したC大阪は30分にも小野田が追加点。直後の32分に横浜FCのFW前田勘太朗(3年)に1点を返されたが、その後はGK瀧を中心に相手の猛攻を凌いで逃げ切った。

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▽第37回日本クラブユースサッカー(U-15)選手権大会
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