豊中イレブン(写真=会田健司)

 しかし「いつも通りやるのは難しいよね」(守田和正監督)とハーフタイムに指揮官から声をかけられた高槻北イレブンは、前半とは打って変わり後半は高槻北らしいプレーを見せる。

 特に左SBのDF77片岡陽希(2年)は「"今日は絶対に自分が試合を決めてやる!"と思っていたので、自信を持ってプレーしていました」との言葉通り、最終ラインや中盤の左サイドでボールを要求し続け、パスを受ければ1対1を挑み、相手が人数をかけて寄せてくれば周りを使いと相手を圧倒。

 これで同サイドで対峙した豊中のMF9秋山俊太郎(1年)も、前半は自慢の俊足で高槻北を苦しめたが、後半はMF片岡に押し込まれ守備に追われることとなった。

【次のページ】 決勝トーナメント3回戦 豊中 vs 高槻北(3)

令和4年度 第1回大阪公立高校サッカー大会