先行する展開に持ち込んだ熊本商が、慶誠の反撃を1点に抑えて優勝

先制ゴールを決めた熊本商MF高野秦吏(写真=井芹貴志)

 令和4年度熊本新人戦(新人選手権大会)の決勝戦が県営八代運動公園陸上競技場で行われ、準決勝で大津を下した慶誠と、秀岳館を下して勝ち上がった熊本商が対戦。吹雪に見舞われる時間もあった中、両者が熱いゲームを繰り広げた。

 「いい守備がいい攻撃につながることを伝えてきた」と時田剛二監督が話した通り、準決勝でも先手を奪った熊本商が立ち上がりからアグレッシブにプレッシャーをかけて慶誠を押し込むと、6分、右サイドから攻め込んで中央へ送ったパスのこぼれをMF高野秦吏がダイレクトで決め、先制に成功。

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 早々にリードを奪われた慶誠も、しっかりボールを動かせる局面では丁寧に動かしつつ、サイドへ展開しながら高いラインを敷く熊本商の背後を狙い、FWの糸川徠夢と植田湧大郎がアクションを起こしてランニングするなど、10分過ぎからは流れをつかみ始める。

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▽令和4年度熊本新人戦(新人選手権大会)
令和4年度熊本新人戦(新人選手権大会)