3連覇中の高川学園が大社を下し決勝へ!「ストレスが溜まる試合」でも逃げ切りに成功

高川学園は大社を下して決勝へ(写真=森田将義)

 3月18日、第15回中国高等学校サッカー新人大会は準決勝が実施された。揚倉山健康運動公園で行なわれた大社(島根)と高川学園(山口)の一戦は、前半15分に奪ったFW25田坂大知(1年)のゴールによって高川学園が1-0で勝利した。19日の決勝では、玉野光南(岡山)と対戦する。

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 3-2で勝利した準々決勝の作陽(岡山)戦から3時間後の1戦とあり、高川学園は疲労も考量し、U-17日本高校選抜のFW10山本吟侍(2年)ら、攻撃陣の3枚を入れ替えて試合に挑んだ。出番を得た選手に対し、江本孝監督は「自分が考えていたスタート(の選手)が間違いだったと俺に後で言わせてくれ」と檄を飛ばしたが、序盤からプレスが上手くかからず、大社の選手にボールを持たれる場面が続いた。

 ボランチの立ち位置も上手くいかず、MF17井上侍乃(2年)、FW15福島優太(2年)にクサビを通され、2人を起点にサイドを攻め込まれた。前半7分には大社のチャンス。クリアボールを拾った井上のスルーパスから、MF13鈴木大悟(2年)がゴール前を抜け出したが、GK1田中惣一朗(2年)が前に出て対処。8分には高い位置で奪った井上がロングシュートを狙うなど、大社のペースで立ち上がりは進んだ。

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▽第15回中国高等学校サッカー新人大会
第15回中国高等学校サッカー新人大会