FW9日谷陵馬のヘディングシュートで関大北陽が同点に追いつく(写真=会田健司)

 履正社がリードしたものの、その後も流れは関大北陽。FW11六車健太郎(2年)、MF8田中悠矢(2年)、FW10東村春(2年)が次々とチャンスを作ると、CK、FK、ロングスローとセットプレーからもゴールを狙う。しかしGK植野麟兵(2年)の負傷退場もあった履正社がなんとか凌ぎ前半を終える。

 後半に入っても関大北陽が押し込む展開。37分にはFKがワンバウンドして伸びたボールがクロスバーを直撃。42分にもPAギリギリ外で獲得したFKをMF東村が直接狙うとこれもクロスバーに弾かれる。

 あと一歩ゴールに届かない関大北陽だったが44分に遂に履正社ゴールをこじ開ける。先制ゴールを決めた履正社のMF宇都宮が一発退場になり一人多くなった関大北陽は、そのファウルで獲得したFKにドンピシャのタイミングでゴール前に走り込んだFW9日谷陵真(2年)が打点の高いヘディングシュートを叩き込んだ。

 これで勢いに乗った関大北陽は逆転ゴールを狙い履正社ゴールに襲い掛かる。しかし、アディショナルタイムにCKからDF濱本照海(2年)が放ったヘディングシュートはまたもクロスバーに弾かれてしまい、1-1のまま後半も終了。決着はPK戦に持ち越された。

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▽第75回近畿高等学校サッカー選手権大会
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