ファジアーノ岡山U-18 vs 日大藤沢(写真=矢島公彦)

 後半が始まっても日大藤沢に流れを渡した。後半開始直後の36分、縦パスを受けたFW9山上大智(新3年)に痛烈な一撃を見舞われるも、GK1ナジ・ウマル(新3年)のスーパーセーブで凌ぐ。

 その後もDF5田野辺創(新3年)、DF4服部航大(新3年)ら守備陣がしぶとく身体を張って日大藤沢の攻撃をはね返していくと、45分頃から流れが変わる。次第にボールを奪ってから相手スペースにボールを持ち運ぶ回数が増えていった。

 そして49分、右サイドのMF20三木ヴィトル(新2年)からのクロスをFW29石井秀幸(新2年)が的確なワンタッチで足もとに落とすと、そのまま右足を振り抜きゴール左を射抜いた。一気呵成のカウンターで見事に戦況を覆してみせた。

 これで勢いに乗った岡山U-18はさらに、後半26分にMF10楢崎光成(新3年)のゴールで突き放した。終盤には日大藤沢に猛攻を受けるも、途中出場のGK21近藤陸翔(新3年)が立て続けに好セーブを見せてシャットアウト。2-0で見事に初優勝を果たした。

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▽第32回イギョラ杯国際親善ユースサッカー
第32回イギョラ杯国際親善ユースサッカー