三重海星MF7山口翠海(写真=森田将義)

 立ち上がりから、ボールを握ったのは富士市立。前半12分には左から中に絞って受けたMF7栗田勘太郎(3年)がドリブルからシュート。16分には右サイドに展開したボールをMF10渡邊奈那斗(3年)が高い位置で貰い直すなど海星ゴールに迫った。22分には中盤でセカンドボールを拾ったDF12山口拓眞(3年)がロングシュートでゴール右上の絶妙な位置を突いたが、GK1内田遥登(3年)の好セーブに阻まれた。

 守備の時間が続いた海星だが、試合展開は想定内。「相手は凄く上手いから、持たれるのは仕方ない。押される展開になるから、我慢しろと言っていた。そこからショートカウンターカウンターを喰らわせればと思っていた」(青栁監督)。集中力を保った守備から、ターゲット役の一見へと展開し、サイドからチャンスを伺うと34分には相手エリア左でFKを獲得。一見がゴール前に入れたボールをMF6金澤颯真(3年)が競り合い、こぼれ球をMF25中野遼一(2年)がシュート。再びこぼれた所を清水が押し込み、先制した。

【次のページ】 第3節 三重海星 vs 富士市立(3)

▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2023 東海
高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2023 東海