武南 vs 佐野日大(写真=河野正)

 武南は宮里丞と川上旺祐(ともに新3年)の両ボランチが、試合の流れを正しく読んで長短のパスを敵の急所に配給した。19分には、正確なキックを誇るFW文元一稀(新3年)が右に惜しくも外れるシュートを放つなど、主導権を握り続けた。

 全国高校選手権3回戦で優勝候補の一角だった履正社(大阪)をPK戦で下し、準々決勝に進んだ佐野日大は前半14分、カウンターからトップ下の山口大惺(新2年)が強烈な決定打をお見舞いしたが、武南のGK前島拓実(新3年)のビッグセーブに阻まれ、同点機を逃した。

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