武南 vs 佐野日大(写真=河野正)

 内野慎一郎監督は「初日は攻守がかみ合わず、連動性にも欠ける試合になってしまった。攻めばかりで守備意識も足りませんでしたね」と2試合を総括。ただこの日は2試合とも攻守に活発な動きを見せ、「スペースをうまく見つけてから展開するいい形が出たし、ビルドアップも良かったと思います。選手には特にスムーズな攻守の切り替えを意識させた」と述べた。

 ようやく武南らしい試合内容ができたが、主将のGK前島は「良い時と悪い時の波が激しいし、失点すると自分本位のプレーが多くなってまとまりがなくなるなど、まだまだ課題は多いです」と反省点ばかりを口にした。

 4月に入ると埼玉県S1リーグと関東高校大会予選も始まる。前島は「気持ちの持ち方ひとつで試合内容はガラッと変わるので、勝利に向かってチーム全員が強い気持ちを持って挑んでいきたい」と主将らしい言葉で締めくくった。

(文・写真=河野正)

▽第42回浦和カップ高校サッカーフェスティバル
第42回浦和カップ高校サッカーフェスティバル