青森山田のMF福島健太は今大会初ゴールを決めた(写真=多田哲平)

 さらに24分には左サイドを抜け出た川原のクロスから追加点が生まれる。ゴール前で待ち構えていた米谷が放ったシュートのこぼれ球を福島が押し込んだ。

 2点のリードを得た青森山田はその後も攻め立てる。27分には敵陣深くに抜け出した川原がゴールネットを揺らし、3点差として試合を折り返した。

 後半に入っても青森山田は國學院久我山を圧倒する。42分にペナルティエリア左に進入した米谷のゴールで4点差とすると、44分には左CKからDF4山本虎(3年)が豪快にヘディングを叩き込んで5点目を奪取。これでほとんど勝負は決まった。

 その後、青森山田は連戦に備えつつ、チーム力の底上げを図るために積極的にサブメンバーを投入していく。

 60分には相手MF10山脇舞斗(3年)のドリブルから始まった強引な中央突破から最後はFW18下塩入俊佑(3年)にゴールを許し、終了間際の70+4分には、スムーズな崩しからMF14近藤侑璃(2年)に2点目を献上するも、5-2で勝利。3回戦で明秀日立(茨城)と対戦することになった。

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▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
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