市立船橋イレブン(写真=松尾祐希)

 こうなると、流れは大津だ。以降もサイド攻撃をベースに仕掛け、好機を作っていく。追加点こそ奪えなかったが、試合の趨勢は決まったように見えた。しかし、後半21分にターニングポイントを迎える。

 劣勢だった市立船橋にスーパーゴールが生まれたのだ。

 左SB内川遼(3年)がハーフエーラインを超えたあたりで太田からパスを受ける。ゴールまでは40m弱あったが、ダイレクトでゴールを狙う。シュート回転でゴールに向かった一撃が見事に決まり、元ブラジル代表のロベルト・カルロスを彷彿させるゴラッソで市立船橋が同点に追い付いた。

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▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)