市立船橋と大津のプレミア対決は1点を争う接戦に。スーパーゴール4発が生まれた一戦はPK決着!
市立船橋イレブン(写真=松尾祐希)
勝負を分水嶺は後半21分に生まれたスーパーゴールだった。
7月29日、令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)の2回戦が行われ、北海道の旭川市内各地で熱戦が繰り広げられた。忠和公園多目的広場Bでは市立船橋(千葉)と大津(熊本)が対戦。2種年代最高の戦いであるU-18高円宮杯プレミアリーグに参戦するチーム同士の一戦は互いに2点ずつを奪い合い、勝負の行方はPK戦までもつれる。9人目まで決着が付かなかったが、4人目以外を成功させた市立船橋が凱歌を挙げた。
立ち上がりから互いの良さが出る好ゲームとなった。4-4-2でスタートした市立船橋は相手の攻撃力に対抗すべく、守備陣が後ろに構える布陣で応戦。「今年の市立船橋の最終ラインは堅い」と大津の平岡和徳総監督が称賛した通り、統率の取れた守備で相手の攻撃を跳ね返していく。本来であればボールを動かしながら攻勢に転じたかったが、相手の立ち位置を見て戦い方を変えられるのは今年の強み。主将・MF太田隼剛(3年)とU-17代表候補のMF峯野倖(2年)のボランチコンビもうまく絡んで守り、注目FW郡司璃来(3年)の決定力に懸ける展開となった。
▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)