長田MF田中が2ゴールの活躍で勝利に貢献(写真＝会田健司)

　5月27日、令和5年度全国高校サッカーインターハイ（総体）兵庫予選の4回戦が開催。伊丹西vs長田は、長田が2-1で勝利し5回戦に進出した。

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　前半は長田が一方的に攻める。しかし、攻めても攻めてもゴールをこじ開けることが出来ない。伊丹西はGKとDF陣が自陣ゴール前で集中を切らさず、前半を無失点で切り抜ける。

　後半を迎えると伊丹西が押し返し始める。41分にはMF10眞壁郁久(3年)が蹴った左CKが直接クロスバーを叩くなどゴールに迫った。しかし伊丹西が決め切れずにいると、長田に先制点。55分、浮き球をDFラインの裏に送ると、「ギリギリだったんですが諦めなかった」と相手GKより先にボールに到達したMF6田中大和(2年)が裏街道でGKを交わし無人のゴールに流し込んだ。

　先制した長田はその後もFW77西尾珀(2年)やMF27武山佳央(3年)を中心に相手を押し込む。しかし、64分に伊丹西が左サイドでFKを得ると、眞壁が中に入れたインスイングのボールがGKの頭上を越えそのままゴールに吸い込まれ、試合は振り出しに。

　試合時間も残りわずか。思わぬ形で同点に追いつかれてしまった長田はここから猛攻を仕掛ける。しかし、両サイドから分厚い攻撃を仕掛けるも、中々フィニッシュには持ち込めず、70分が経過しアディショナルタイムに突入。