橘 vs 桐光学園(写真=佐藤亮太)

 しかし、山本監督は「あの段階で前にヘディングで競り勝って、前向きに跳ね返さなければならなかった。またカバーも緩慢だった。当たり前のことをちゃんとやっていなかった結果。やらなければならないことはもっとやらなければならない」と断じた。

 ちょっとしたミス。ちょっとした緩みが勝敗を大きくわけた。サッカーの恐ろしさが伝わる。

 好機を逃さず、試合を決めた桐光学園。鈴木監督は「やってきたことをやり続けたことが成果と結果につながった」と胸を張る。

 また初戦となった3回戦では平塚学園に2-0。今回の準々決勝を合わせて7得点をあげたが、鈴木監督は「それよりもゼロで抑えられたことが大きい」と無失点を喜んだ。

 ベスト4に進んだ桐光学園は6月17日の準決勝で相洋と対戦する。

(文・写真=佐藤亮太)

▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選