県内2冠を狙う長崎日大、難敵の創成館をPK戦の末に破り決勝進出

長崎日大vs創成館(写真=藤原裕久)

 誰もが認める県内最強校の一つでありながら、2020年の選手権出場後は県内タイトル無しの状況が続く創成館。1月の県新人戦に続いて県高総体で今季2冠目のタイトルを獲得したい長崎日大令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)長崎予選準決勝で県内屈指の強豪校である2校が激突した。

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 0-0で迎えた後半、創成館の溝口寛晴が海星DFのミスを突いて裏に抜け、豪快にシュートを叩き込んだ瞬間、創成館の勝利は堅いものだと思われた。雨でボールが走らないピッチのためロングボールの応酬が続くゲームは、ゴール前のコンビネーションで上回る長崎日大がやや優勢にゲームを展開していた。そんな中でGK力竹誠希を中心に粘り強く守り続けた創成館が58分に先制点を奪ったのだ。あとは試合終了までこの1点を手堅く守れば良い。守備にも崩れる気配はない。普通なら創成館が勝つ流れだ。

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▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)長崎予選
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)長崎予選