都立東久留米総合vs東京実業試合風景
両校最後まで勝ち点3を狙いに行くもドロー決着!
2月21日、都立東久留米総合と東京実業の試合がT1リーグの初戦として行われた。都立久留米総合のホームで行われた試合だったが、東京実業も大勢の部員を引き連れ、チーム一丸となった応援を見せた。
どちらも年度替わりでチームの始動としてリーグ戦の初戦に臨んだが、固さよりも初戦にかける気合が上回っていた。キックオフと同時に、最終ラインでボールを落ち着けたい都立東久留米総合に対し、東京実業が前からプレスをかける。
4-4-2で臨んだ東京実業は、テクニカルなFW11番日名悠太と前線からのプレーでチームを盛り立てるFW9番朝日凱大のツートップと、1年時から主力としてプレーしたMF10番萩原陸陸を左サイドに添え、DFラインは3番今津駿、4番佐野百元が抜群の対人能力で相手を自由にさせない。又、中盤では8番谷口隼騎,6番渡辺巧輝が抜群のキャプテンシーでチームを鼓舞する。対する都立東久留米総合は、3-4-3で試合に臨み、ポストプレーを得意とするFW9番清川開、確かな技術をもったMF16番池尻隆人、11番今井凱斗、また豊富な運動量でMF6番村上尽が右サイドを駆け上がる。ポゼッション時は3バックで幅を取りながらボールを回し、ディフェンス時には相手の2トップにしっかりと対応していた。
DFラインではボールを回せるものの、東京実業のプレスに苦しみ中々ゴールまで行けない都立久留米総合。この試合初めのチャンスを掴んだのは東京実業。前半23分、右サイドからMF6番渡辺が左サイドに展開し、ボールを受けたFW11番日名がカットインからのシュート。これは僅かに右にそれるも、ボールを受けてからの技術の高さを見せつける。
対する都立東久留米総合、前半30分にはFW9番清川が右サイドからゴール前でボールを受ける。これを持ち前のフィジカルを活かし、DFを背負ったままターンしシュートを放つ。しかし、これはしっかりとコースを切っていたGK増田大輝がキャッチ。FW9番清川は高い位置でボールを保持できない東久留米総合の中でのターゲットとなっていた。続いて32分には中盤で相手のクリアボールを拾ったDF3番町田拓也が強烈なシュートを放つもこれはGK増田のファインセーブに阻まれる。ここで前半終了のホイッスル。前半は両者相手に決定的な場面を作らせず、終った。ボールを高い位置で保持したい都立東久留米総合、ショートカウンターの精度を上げ効果的な遅攻で良い形を作りたい東京実業。後半に向けてどの様に変えてくるか。