東山vs京都橘(写真=雨堤俊祐)

 後半も前半同様の図式で戦いが繰り広げられた。京都橘は38分に西川がドリブルから、51分にはスローインの流れから攻め上がっていた園田優翔(3年)がシュートを放つが、ゴールを割ることはできない。55分には福永裕也(3年)を投入して、攻撃の圧力を高めようとする。68分にはCKから西川がヘッドで叩きつけたシュートも、クロスバーの上を越えた。

東山は守備の集中力を切らさずに戦っていたが、なかなか攻撃を繰り出すことができず、我慢の時間が続く。それでも70分には右サイドからの折り返しを交替出場の神埼蒼靖(2年)がゴール前へ走りこんで好機を迎えたが、ダイレクトでシュートを打つことができず、カバーに入った山本洸生(3年)にクリアされてしまう。70分間を戦ってもスコアは動かず、延長戦へ突入する。

 10分ハーフに行われる延長戦でも、試合の流れは大きく変わらない。京都橘がシュートまで持ち込むのに対して、東山はいい守備を継続しつつも、そこからゴールを脅かす攻撃を繰り出せずに試合が進んだ。

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