11月10日から始まった鹿児島県大会も準々決勝まで進んだ。12日、県立サッカー・ラグビー場Bにまず登場したのは、出水中央鹿児島中央

 出足から安定した攻撃を見せたのは出水中央。前半5分、鹿児島中央GK17番・田中元樹が前に出ているところを見逃さなかった出水中央の23番・松尾祐希がゴールを狙うもゴール右に外れる。

 得点が動いたのは前半7分。右サイドから上がってきた出水中央3番・金丸裕宇がセンタリングを上げるとゴール前にいた10番・谷口大輝がゴールを決める。

 その後も出水中央ペースで試合が進み、前半8分、8番・磯脇一輝が左からセンタリング、23番・松尾祐希がゴールを狙うもDFがクリア。コーナーキックを得るが鹿児島中央GK・田中に阻まれる。13分、右サイドから上がってきた3番・金丸から9番・岸本響へボールが渡り、ゴールニアサイドへ強烈なシュート。鹿児島中央GKが触るもゴールネットを揺らし追加点を奪う。

 出水中央の攻撃は止まらない。鹿児島中央クリアするのが精一杯、防戦一方の展開が続く。
 出水中央は9、11、23、そして小柄だがスピードがある10番・谷口と攻撃に長けている選手が鹿児島中央のゴールを脅かす。
 途中、鹿児島中央がボールを回す時間帯があるものの、ボールをゴール前まで運ぶことができない。パスがつながらず、出水中央のDFに阻まれる。

 29分、鹿児島中央のクリアが小さく、ボールは出水中央へ。これをそのままゴール前へ運び、出水中央10番・谷口がゴールを狙うもバー上。前半34分、中央GKがはじいたボールを11番がヘディングで決め、3対0。
 出水中央がリードを奪うが攻撃の手を緩めない。36分には出水中央の直接FKを得、10番谷口が裏のスペースに飛び出すも、これは鹿児島中央GKの好セーブに阻まれる。39分、鹿児島中央がカウンター攻撃で出水中央陣地に攻め込むがカットされ逆に出水中央のカウンター。11番と8番で鹿児島中央陣地に攻めこむ。
 一方の鹿児島中央もロスタイム、9番・中元柊志が出水中央のゴールを狙うも出水中央GKの好セーブにゴールならず。3対0で前半を終了する。

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