浦和南は1月の新人大会南部支部予選3回戦で敗れ、本大会も関東高校大会予選にも出場できなかった。それでも6月の高校総体予選準優勝に続き、今大会も決勝に進む驚異的な成長を遂げる。野崎正治監督は「いい場所でボールを奪って攻められたし、厳しい守備もできた。1点勝負と考えていたので、ミドルシュートでの先制点が大きかった」と勝因を分析する。
決戦の相手は昌平に決まった。指揮官は「気が重い。普通にやったら勝てないので、これからコーチや選手とどう戦うか話し合いますよ」と渋面をつくるが、これまで母校の浦和南と浦和東を選手権に計6度導いた老練監督だけに、秘策を練って決勝を迎えるはずだ。
(文・写真=河野正)
▽第102回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第102回全国高校サッカー選手権埼玉予選