山形明正集合写真(写真＝佐藤円)

　令和5年度全国高校サッカーインターハイ（総体）山形予選と同じ顔合わせとなった第102回全国高校サッカー選手権山形予選の決勝が天童市のNDソフトスタジアム山形で行われれ、3連覇を目指す羽黒を山形明正が1-0で破り、初の全国切符をつかんだ。

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　立ち上がりこそ羽黒がボールを動かし、押し込む時間もあったが、1トップ・仲村渠健をターゲットにしたり、羽黒のサイドバック裏を狙ったロングフィードを効果的に使い、主導権を握る。

　すると13分、山形明正に先制点が生まれる。羽黒の頭でのクリアがサイドへ流れ、これを猛然と追った吉田楓斗が追いつくと、サポートに来た丸山来寿が左足でクロス。ファーポスト際に飛び込んだのはエース・仲村渠。「日頃から（丸山と）仲がいいので、絶対に俺に出してくれるってわかってました」。これをエース・仲村渠が頭で上から叩きつけてゴールネットを揺らした。