肉弾戦の点の取り合い。夏ベスト4の熊本商が5得点で熊本国府を下し決勝進出

熊本商vs熊本国府(写真=井芹貴志)

 第102回全国高校サッカー選手権熊本県大会の準決勝第2試合は、新人戦優勝、高校総体ベスト4の熊本商と、3年ぶりの決勝進出、そして4年ぶりの全国出場を狙う熊本国府が対戦した。

 

【フォトギャラリー】熊本商vs熊本国府

 ゲームは開始早々に動く。2分、熊本商は自陣からのフリーキックで長いボールをゴール前に送ると、相手の不十分なクリアからMF吉井孝男が右足のボレーで突き刺して先制に成功。「リーグ戦では1−5で負けていたので、相手のスイッチが入る前に、立ち上がりから圧倒していく狙いで、そのひとつとしてセットプレーも準備してきた」と時田剛二監督が述べる通り、幸先良いスタートを切った熊本商は、さらに9分に左の古澤奏多からのクロスを高浜航大、12分に左コーナーからの折り返しをキャプテンの木實大翔が頭で押し込み、序盤に3点のリードを奪う。

 その後は熊本国府がボールを保持して攻め込む時間を作るものの、球際の強度やカバーリングの早さでまさる熊本商は得点を許さず、さらにリードを広げようと早い切り替えから積極的にフィニッシュへ持ち込む意欲を見せる。

【次のページ】 準決勝 熊本商 vs 熊本国府(2)

▽第102回全国高校サッカー選手権熊本予選
第102回全国高校サッカー選手権熊本予選