後半開始ペースを握ったのは浦和東。DF2番荒井とDF13番三浦を筆頭とする強固な正智深谷の守備陣を前に正面対決を挑んだ。前半に比べて前線に向かって蹴ることをするが、しっかりとセカンドボールを拾える状態で蹴っていた。

 後半5分浦和東、FW14番天貝幹太のワンツーで抜け出した10番岩出がゴールに迫るもこれはオフサイド。
 後半10分11分にもゴールに迫るが中々ゴールが決まらない。

 逆に後半15分には正智深谷のMF11番栗田が決定的な場面を迎えるも、GK豊田駿がなんとか耐える。

 そして、後半17分。浦和東、FW9番の体を張ったプレーからMF10番岩出がショートバウンドを叩くスーパーボレー。これが見事に左隅上に決まり2対2の同点となる。

 今度は正智深谷が前からボールを奪いに行く展開。それに対し、浦和東はCBとボランチ、必要であればGKも使い丁寧に交わしていく。

 しかし、この真っ向勝負を制したのは正智深谷、後半20分ボールを奪ってのショートカウンターから10番福井が落ち着いて3点目のゴールを決める。

 ここからはさらに正智深谷の猛攻。後半33分MF11番栗田が左サイドの突破からクロス。危ないシーンを浦和東DFがクリア。
 後半35分交代で入ったMF20番玉城裕大が決定的な場面を迎えるも、浦和東DF山崎がギリギリでクリア。DF陣がなんとか耐えしのぐ。
 ゴールを欲しい浦和東であるが、最後まで攻撃の手を緩めない正智深谷。ここで試合終了のホイッスル。

 自分たちのサッカーを最後まで貫いた浦和東であったが、タレント豊富な正智深谷の前に屈する形となった。エース10番福井がしっかりと仕事をし、高校選手権の借りを返した試合であったが、見る者の期待を裏切らない好ゲームであった。

(取材・文=石津大輝)