京都橘 vs 福知山成美

  対する福知山成美は相手にボールを持たれる時間が多かったが、自陣で4バックとダブルボランチがチャレンジ&カバーをしっかりと行うなど連携の取れた守備で失点を許さない。クロスやセットプレーのハイボールにはGKウボング・リチャード(2年)が高さを生かして対応する。そしてボールを奪えば、前線のFWローレンス・デイビット(2年)のスピードを生かした迫力あるカウンターを繰り出して一発を狙う。24分には左サイドからのクロスをニアサイドへ走りこんだMF山田靖真(2年)があわせたが、シュートは惜しくも相手守備陣に阻まれてしまった。

  このままスコアレスで前半終了かと思われたアディショナルタイムの35+1分に試合が動く。敵陣右サイドでFKを獲得した京都橘はキッカーDF升田颯真がクロスをあげると、ゴール前でこぼれ球となったボールを早苗が蹴り込んでネットを揺らした。「目の前にボールが落ちてきたので、思いっきり足を振りました。自分はあまり得点が取れていなくて、得点が欲しいと思っていたので決まってよかった」と表情を緩めている。前半は京都橘の1点リードで折り返した。

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▽令和5年度京都新人戦(新人選手権大会)
令和5年度京都新人戦(新人選手権大会)