「河南は声や雰囲気で負けていないと自信を持てた。私立は上手いけど声は私立も公立も関係ない。声の部分では絶対に負けたくない」。今大会で得た収穫について成田はそう口にする。同時に、他県には少ない公立大会という取り組みを大事にしてきたとも続ける。「この素晴らしいピッチでプレーできるということはたくさんの大人が動いてくださったから。そうしたことに感謝することを自分たちは日頃から意識してきた。感謝の気持ちをプレーに出せたのかなと思います」。

 タイトルを掴んだ勢いで挑むのはインターハイ、選手権での上位進出。成田は「大阪は私立のレベルが高いのですが、インターハイと選手権では私立を倒して一つでも上に行けたら」と意気込んだ。

(文・写真=森田将義)

▽第2回大阪公立高校大会
第2回大阪公立高校大会