青森山田キャプテンMF谷川勇獅(2年)は延長戦に入っても最後までチームを鼓舞し続けた

 そうした尚志について、「相手の方が自分たちより走っていて、団結力がありました」と振り返ったのは青森山田で今大会キャプテンを務めたMF谷川勇獅(2年)だった。この敗戦後、正木昌宣監督からは選手に対して厳しい言葉がかけられた。メディアに対して「激闘でしたね」と開口一番語った正木監督は「決定機を決め切った向こうに対し、外したうちの差です」と逸機を悔やんだ。「昨年は決めきれる選手がいたが、そういう選手が出てこないと今年は『惜しい』というゲームが増える気がする」と危機感を口にした。

【次のページ】 準決勝 青森山田 vs 尚志(4)

▽第23回東北高等学校新人サッカー選手権大会
第23回東北高等学校新人サッカー選手権大会