一方、決勝点を決めた帝京のFW10森田は今月16日に行われた令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京2次予選決勝・駒澤大高(2-1)戦でケガから復帰したばかりながら先制点。浦和Y戦ではファーストシュートが決勝点となるなど、勝負強さが光った。

 「自分が表現できることをやり続ければ、いつかチャンスが来る、そう信じていました」とFW10森田は胸を張った。

 帝京にとって、インターハイ(総体)東京予選 2次トーナメントで優勝を果たした翌週の試合。モチベーションとしても難しいものはあったかもしれない。そこを引き締めたのが帝京・藤倉寛監督。「監督からは勝点1ではなく、勝点3を取りに行こうと呼びかけがありました。先週まではインターハイに向けた戦いでしたが、勝ちにこだわるのは一緒です(FW10森田)」「引き分けではなく絶対勝点3を取ろうと監督から言葉がありました。内容より勝ちきって、勝点3を取ることが一番大事でした(DF3ラビーニ未蘭)」気持ちを緩めず、おごることなく、首尾よくあげた勝点3はいまの帝京の強さを物語っている。

(文・写真=佐藤亮太)

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