後半に入っても2点目を狙う昌平が攻勢に出た。三浦が4分に放った後はしばらく得点機がなかったが、39分に長の左クロスから交代出場したばかりのMF甲斐田裕大(3年)のヘッドはGKが好捕。41分には左SB上原悠都(3年)が敵ボールを奪い、パスを受けた長がカットインから狙ったがDFに当たってしまう。追加タイムにも途中出場のMF島田大雅(1年)が、右から強烈な一撃をお見舞いした。

 通算8得点のFW吉田湊海(1年)を欠く鹿島は8分、攻め上がった松本が右から絶好のクロスを入れたが、MF平島大悟(1年)の頭にわずかに届かず、32分のFW髙木瑛人(中学3年)の決定的な一打もバーを通過。2試合続けて無得点に終わった。

 昌平は鹿島の10本に対し、前後半で23本のシュートを記録。5月18日の第7節ではシュート数で9対4と上回った鹿島が、試合終了間際に右CKから得点して1-0で勝利したが、今回は結果と内容が正反対になった。

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