昌平の玉田圭司監督は試合後、イレブンに向けて「しっかり勝てたことは良かったが、2点目、3点目を取れていればもっと楽な試合ができていた。ここが課題。でも(雷雨で順延された)横浜FC戦を(9月18日に)こなして疲れもある中、90分よく戦ってくれた」と褒めた。

 その横浜FCユース戦を0-1で落とし、4日後には柏レイソルU-18と0-0で引き分けた。2戦続けて無得点で白星がなかったが、エースの鄭は「勝利と得点がなかっただけに、90分頑張って点をやらずに勝ち点3を取れたのは、めちゃくちゃ大きいですね。DF陣とボランチがいい関係でボールを動かしてくれたことが、無失点につながったと思います」と喜んだ。

 全国高校総体後のチーム状況について尋ねると、「途中から出てくる選手も活躍してくれて底上げができた。(3連覇の懸かる)全国選手権予選に向け、さらにチーム力が上がりました」と自分たちの力に手応えを感じているようだった。

(文・写真=河野正)

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