岡山学芸館 vs 瀬戸内

 試合序盤は瀬戸内がセカンドボールを拾う場面が目立ったが、時間の経過とともにMF7岡野錠司(3年)ら岡山学芸館の中盤がマイボールにする場面が増えていく。中でも秀逸だったのは付属中学である岡山学芸館清秀中出身のボランチMF21吉岡大和(1年)。本格強化を始めた1期生にあたる代の選手で後期からスタメンに定着。読みと力強さを守備で見せつつ、「だいぶ緊張が取れて、先輩にも要求できるになってきた」と物おじしない性格も目立っていた。

 奪ってからはMF27堀口友聖(2年)とMF24青川凌大(2年)の両翼に展開し、チャンスを伺うと前半11分には左後方からのパスを受けたFW10太田修次郎(3年)が振り向きざまにシュート。21分には縦関係のワンツーからDF2道満智哉(3年)が左の高い位置まで攻撃参加。中に入れたボールのこぼれ球を吉岡が狙ったが、瀬戸内DFに阻まれ、CKとなった。

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