岡山学芸館はこのまま無敗を終わらせるわけにはいかない。「先生からは『無敗というモチベーションを持ってやれ』と言われていた。自分は副キャプテンなので、1失点してから『無敗、無敗』と声を掛けていた」と太田は口にする。失点直後のリスタートから攻めに出ると38分にはMF18栢森太希(2年)のパスから太田がシュート。こぼれ球を入ったばかりのFW9香西健心(3年)が決めて追いつくと、1-1でタイムアップを迎えた。

 この結果、無敗を17試合連続に伸ばした岡山学芸館だが、前期と後期では内容が違うという。前期は得点、失点ともに多かったが、夏以降は前期の反省を生かし、ゴール前での守備意識を強化。12節以降は4試合で無失点を記録するなど取り組みの成果が表れ始めている。

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