我慢の戦いが続く中でも「守りに入るのではなく、点も取りに行こうと意識した」(森田)のがG大阪ユースの強かさでもある。後半29分には自陣右で奪ったボールを古河が右前方に大きく展開。受けた中積が数的不利な状況から仕掛けて、ゴール前にボールを入れると反応したのは長田。「1人少ない状況だったけど、中積爲君が一人でも勝てちゃう感じだったので、信じて走りこんだら見てくれた」と後方から走りこんで合わせた一撃がゴールネットを揺らし、リードを広げた。

 試合終盤は猛攻を仕掛けた京都橘に押し込まれる場面が続いたが、GK21荒木琉偉(2年)を中心に落ち着いて対処し、逃げ切りに成功。2-0で勝利したG大阪が今季5勝目をマークした。

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