慶應義塾 vs 湘南工大附
先取点は前半13分。荻野の蹴ったFKをボランチの太田遥斗(3年)が合わせてネットを揺らした。20分には荻野の左FKがバーに当たり、こぼれ球を拾ったDF武井友希(3年)がペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。荻野がこれを確実に沈めて決勝点とした。
慶応義塾は主将で中央FWの阿部雄大(3年)がポスト役のほか、守備の背後を突く動きで得点を狙った。左の矢谷凛之介(3年)、右の由井要(2年)の両ウイングも縦に進出し、スペースを突こうとする積極姿勢を見せた。少ないチャンスを得点に結び付けたのが前半38分だった。4分前に交代出場したばかりのFW藤田悠希(3年)が、目の覚めるような鮮やかな縦パスを通すと、右SB黒田英一(3年)が中央からスピーディーに運び、正確なシュートをゴール右隅に蹴り込んだ。逆襲・速攻からの見事な展開だった。
これで1点差となって前半を折り返し、勝負どころの後半を迎えた。
▽令和6年度関東高校サッカー大会神奈川予選
令和6年度関東高校サッカー大会神奈川予選