慶応義塾は後半11分、左からボールをつないでビッグチャンスを築き、由井が決定的なシュートを打ったが、決められなかった。シュートは前後半で1本ずつ。技術が高く、速さのある好選手を抱えたが、相手の重圧と出足の良さに思った通りの攻撃ができず完敗した。

 チームに携わって26年目を迎えた湘南工大附の室井雅志監督は、「慶応さんにアグレッシブなプレーをさせたくなかった。これだけ暑い中での連戦になったが、選手はよくやってくれました」と完勝を喜んだ。ただ前半終了近くの失点については、「しっかり締めて2-0で終わりたかったが、(守備の)ポジショニングも含めてあのへんを改善できればと思います」と注文も忘れなかった。

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▽令和6年度関東高校サッカー大会神奈川予選
令和6年度関東高校サッカー大会神奈川予選