仙台ユースキャプテンでトップ内定のMF横山颯大(3年)は攻守にハードワークし、決定機を演出

 前半は山形ユースが押し気味に試合を進めた。MF永井英次(3年)が積極的に右サイドから仕掛けて、長身FW井上椋太郎(3年)がよくボールをおさめて、前半だけで10本のシュートを放つなど首位の仙台ユースを攻め立てた。しかし防戦となった仙台ユースもDF一色竜二(3年)、似内久穏(2年)が体を張った守備を見せ、GK室井陸杜(3年)がファインセーブを連発し、ゴールを許さなかった。

 そんな中先制したのは仙台ユースだった。42分、CKのチャンスを得ると、「(里)頼都君から結構良いボールが入って、(一色)竜二君も(競り合いに)強くて、そこから浅尾(椋太郎)に渡って、浅尾も僕のところを見てくれたので、ゴール前で僕がフリーになった後、頭で入れるだけでした」と振り返った通り、MF里頼都(3年)のCKを一色がヘディングで落とし、こぼれ球を拾ったMF浅尾涼太朗(2年)からの浮き球パスを受けた似内がヘディングシュートを決めた。前半は苦しみながらも仙台ユースが1点リードで終えた。

【次のページ】 第13節 モンテディオ山形ユース vs ベガルタ仙台ユース(3)

▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2024 東北
高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2024 東北