東海大高輪台はGK山本をはじめ、安田と川地瑛太(2年)のCBコンビを中心に堅陣を形成し、最後まで点をやらなかった。

 2戦連続無失点勝利の立役者のひとりである山本は、1年生から正GKとしてゴールマウスを守っていたが、昨年の試合中に負ったけがが、左すねコンパートメント症候群という病気でほぼ1年を棒に振った。それだけにピッチに立つ喜びをかみ締めながら、試合に臨んでいるそうだ。

 「去年は我慢の時間が長かったですからね。もう必死でプレーしています。好守連発ですか? そんなことはありません。まだまだ力が足りないので、とにかく必死でやっているだけです」

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▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選