帝京 vs 早稲田実業

 1‐1のまま、試合が進むなか、迎えた後半35分、帝京DF5畑中叶空(3年)の持ち運びから最後はFW9宮本周征(2年)が決め、追加点。これが決勝点となり、帝京が2-1で早稲田実業を振りきり、準決勝進出を決めた。

 いかに強豪・帝京でも早稲田実業の堅守を崩すのは簡単ではなかった。

 5バックを敷く早稲田実業の守備は堅くて高いうえに柔軟性があり、それでいて抜け目がない。さらに隙あらば、一気に前に出ようと虎視眈々とその機をうかがっていた。

 帝京はロングボールやサイドチェンジなど、あの手この手で揺さぶりをかけたが、こちらがボールを持っているのか、それとも持たされているのか、そんな感覚に襲われたように見えた。

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▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
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