その要因をMF8砂押はこう語る。

 「(失点直後に)みんなで一回、集まって話したとき、『ここで焦ったら終わり。だから、ここで笑おう』と」

 決して慌てず、リラックスしながら、あるいはこの状況を楽しみながら、残り時間をしっかり戦って勝つ。これを帝京イレブンは見事に実行。強さの要因を垣間見たゲームとなった。

 なおベスト4に進んだ帝京は6月15日、日大豊山と対戦する。

(文・写真=佐藤亮太)

▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選