國學院久我山イレブン(写真=矢島公彦)

 3-4-2-1の陣形を取る駒澤大学高等学校は、多彩な攻撃を仕掛けた。前半21分、MF内田龍伊(3年)の右クロスからFW岩井優太(2年)が強シュート。これはGKの正面を突いて先制機を逃した。39分にはCB小池俊輔(3年)が右から正確なチェンジサイドのパスを送り、MF森田敬太(2年)が中央へクロス。内田が後方へ落とすと、ボランチ矢島礼偉(3年)が強烈なミドルシュートを打ったが、惜しくもDFにブロックされた。この直後には右ウイングバック小熊鉄平(3年)の右クロスから、森田を経由して内田が狙う。

 アディショナルタイムには立て続けに決定的なシーンがあった。まず主将のボランチ寺尾帆高(3年)の鋭い中距離砲がDFに弾かれる。これで右CKを得ると、矢島の蹴ったボールを岩井がヘッドで完ぺきに合わせたが、わずかにバーの上だった。

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▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選