駒澤大学高等学校FW11岸本空がねじ込む(写真=矢島公彦)

 37分に左サイドでFKを獲得。矢島がファーポストに送ったボールを岩井がヘッドで逆サイドに折り返すと、後半26分から起用されたFW岸本空(3年)が頭でねじ込んだ。

 この後、追加タイムに2度の危機があったが堅陣に助けられた。MF村越彩蓮(3年)の右からのシュートはGKが防御し、近藤の左ロングスローから前島が放ったヘディングシュートは、DFが執念のブロックで弾き飛ばした。

 9分のアディショナルタイムが終わると、イレブンは応援席に駆け出し、亀田雄人監督はコーチ陣とハイタッチ。全国大会出場を果たした指揮官は「素直にうれしい」と喜びを語り、9分もあった追加タイムは長かったか聞かれると、「ちょっとバタバタすることもあったが、選手は勝つことに疑いなくやっていた」と述べ、インターハイに向けては「東京代表の責任を持って戦いたい」と真夏の決戦に思いをはせた。

(文=河野正 写真=矢島公彦)

▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選