追いつきたい駒澤大高は後半9分、3人の選手を投入。巻き返しを図りたかったが、直後の10分、帝京はMF11堀江真広(3年)の浮き球のパスを受けたFW9宮本周征(2年)が左足で決め、2点差とした。

 引き離された駒澤大高は背後のスペースを突くやり方をより徹底。14分には替わったばかりのFW9岩井優太(2年)が決定機を作ったがあと一歩、及ばなかった。

 地上戦と空中戦が織りなすなか、駒澤大高は後半32分、投入されたばかりのMF10 内田龍伊(3年)が決め、1点差に。残り時間、追いつくべく駒澤大高が攻勢を強めたが、粘りのある守備を見せた帝京が競り勝った。

 気温31.6度の暑さにも、連戦の疲れにも負けず、全国行きを決めた両チームはそれぞれの特長を出した。そのなか勝った帝京。決勝戦でのモチベーションは目の前の優勝のふた文字だけではなかった。

【次のページ】 2次トーナメント決勝 帝京 vs 駒澤大学高等学校(4)

▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選