習志野FW10勝野陽人(3年)が決勝ゴール

 「選手交代をしながら、ちょっとずつペースを掴めてきた。誰がスタートでも面白いと思いますし、選手の特徴がハッキリしているので、やって欲しいことを出た選手が狙い通りにやってくれた」とは櫻田監督。

 決して狙い通りに進められた試合ではなかったが、指揮官の狙いを実践できる選手がベンチに控えていた習志野。延長戦も視野に入れ、我慢強く内容を改善させていったことが、勝野の決勝ゴールに繋がったのだ。

 今大会、習志野は3試合連続の1点差勝利。「難しい試合を勝ち切ったり、モノにするところは公式戦をこなす度に身に付いてきているし、一戦一戦成長してきている」勝負強さを見せ始めた選手たちの姿に指揮官も手応えを口にする。

 「長らく出ていないですし、僕も選手も経験していないので、どこまで出来るか。千葉県開催ですし、色んな方に応援してもらえるようなサッカーや振る舞いをしたいと思います」と久しぶりの出場となる関東大会を見据えた櫻田監督。

 準決勝を勝ち抜いた習志野は6日に検見川と決勝を戦い、5月25日から千葉県内で行われる関東大会に出場する。

(文・写真=会田健司) 

▽令和6年度関東高校サッカー大会千葉予選
令和6年度関東高校サッカー大会千葉予選