後半に入ってからの大津はボールロストが増えたが、少なくなったチャンスをしっかりシュートまで持ち込み、後半7分には嶋本のスルーパスから舛井がシュート。左ポストに当たったこぼれ球を山下が押し込むと、直後の9分にも4点目をマーク。4-0の大差で試合を終え、決勝トーナメント進出を手にした。

 ストライカーとしての仕事を果たした山下は「相手がどんな戦い方をしてきても何点でも取れるようにチームとしてもっと成熟させていきたい。個人としては相手が引かれた中でもどんな形でも点が取れるようになっていけば、どんなにチームが上手く行かなくても1点取って勝ち切ることはできる」とコメント。「あとは選手権しかない。きちんと勝って、良い形で高校生活を終えたいです」と口にするのは嶋本で、夏に味わった悔しさを晴らすための準備を進めていく。

(文・写真=森田将義)

▽第12回和倉ユースサッカー大会 2024
第12回和倉ユースサッカー大会 2024