堀越の徹底ぶり、そして抜け目なさには佐藤実監督の指導、そしてピッチ上の指揮官、主将・竹内利樹人(3年)の存在がある。残念ながら、竹内は怪我のため離脱中だが、チームへの進言は欠かさない。竹内に代わって、キャプテンマークを巻くDF13 森は「戦術面は竹内と話し合って決めるなか、試合中、自分が発信しないといけない。(キャプテンマークを)着けていないときより、ずっと責任感が増します」とその重みを感じながら、ピッチに立った。そこには竹内のためにもという思いがあったはずだ。

 ベスト4に勝ち上がった堀越は11月10日、日大豊山とファイナル進出にむけ、戦う。

(文・写真=佐藤亮太)

▽第103回全国高校サッカー選手権東京予選
第103回全国高校サッカー選手権東京予選